自己破産に必要な手続きとは?

大きな借金を背負い込み、自己破産を余儀なくされる方もいらっしゃいます。
これは確かに本人にとって苦渋の選択でしょうし、誰も望んで破産する人などいません。
しかし時のこの破産という手段は、人が人生をやり直す唯一の方法となる場合もあることでしょう。
しかし実際この自己破産というものはどのような手続きが必要になってくるのでしょう。
さらにどれほどの時間を要するものなのでしょうか。
考えてみましょう。

まず自己破産をする場合には最初に弁護士に相談に行きます。
あなたの借金に関わる様々なデータを持参する必要があるでしょう。
どこで借りているのか、いつから借りているのか、いくら借りているのかなどをまとめる必要があります。
また現在のあなたの収入に関する情報も必要になります。
そうした情報を持って弁護士に相談に行くところから始まります。
弁護士の指示に従って必要な書類を作成してゆき、地方裁判所に破産の申し立てをします。
早ければ二ヶ月ほどでこの申し立ての段階までゆくことができます。

では裁判所はどれほどの時間を使ってあなたの申し立てを審議するのでしょうか。
これは債務者の状況により様々です。
色々な問題が関係してくる場合もあるでしょうが、もし問題なく進めば書類による審査で早くも破産開始が決定します。
借金の免責を認められないような理由がなければ、約一ヶ月後には借金から開放されることになります。
ですからかかる時間は人によって様々です。

もともと資産が多かったり複雑な事情があれば時間もかかるかもしれません。
しかし早い人であれば三ヶ月ほどで借金問題から開放され新たなスタートを切ることができるわけです。
破産手続きというのは軽く考えて行うべきものではありませんが、こうして考えると債務者が精神的苦痛から開放され再び頑張って歩み始めるための国の定めであることがわかります。
一人で困り続けるのではなく、一度弁護士に相談してみるのがよいかもしれませんね。

Copyright (C) セルフコントロールをしかっり All Rights Reserved.